地震よりも津波での被害が多かった東日本大震災。
この記事では、津波の避難方法と最新の津波情報をお伝えしたいと思います。
津波のウソとホント!まずは、津波を知ろう!
津波の映像を見てましょう。
地震が起こると、震源の付近では地面が持ち上がったり、下がったりします。
震源が海底下で浅い場合、海底が持ち上がったり下がったりすることになります。
その結果、周辺の広範囲にある海水全体が短い時間で急激に持ち上がったり下がったりし、その結果発生した海面のもり上がりまたは沈み込みによる波が周りに広がっていきます。
これが津波です。
津波のウソ
●津波が来る前には必ず潮が引く→これはウソですね。2004年のスマトラ沖地震の際には潮が引くことなく大きな波が押し寄せています。
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「地震や津波の監視のしくみ」
津波の避難方法
1、避難の際に車は使用しない!
狭い道路の場合、車が渋滞して避難できない場合がある。
実際に、1993年の北海道南西沖地震の際、奥尻島で車で避難した人が多く命を落としました。
2、「遠く」より「高く」を意識して避難!
出来るだけ海岸から離れた頑丈な背の高いビルなどに逃げ込みましょう。
※深さ10mの海岸近くでは時速約36kmのスピードです。
3、自己判断は禁物!
津波は繰り返し襲ってくるので、いったん波が引いても自己判断せずに、
津波警報や避難勧告・指示が解除されるまで絶対戻らないようにしましょう。
4、津波てんでんこ
地震を感じて、津波が来ると警報が出た時には、家族のことは考えず、
自分ひとりだけのことを考えろ!という考え方が、津波てんでんこです。
普段から、子供たちに「津波が来た時には、お父さんとお母さんが居なくても
自分の判断で一刻も早くできるだけ高いところに逃げるんだよ」と話しておきましょう。
東日本大震災の際、釜石市の小中学校ではこの教訓が徹底していた様で被害が最小限でした。
(津波マークを覚えましょう)
家庭用 津波シェルター
普段は、押入れに入れてあり、日常生活の邪魔にはならず、津波の際には大人4人が入れるシェルター。大人4人が入っても浮くってすごいことですよね。
下記は実際に大人4人がシェルターに入った様子です。